広告や制作系に詳しい方には有名な「あの」amana（アマナ）がついに上場廃止に
アマナはＳ安、１株２２円でスクイーズアウトへ
アマナ<2402.T>がストップ安。２６日の取引終了後、Ｉｎｆｉｎｉｔｙ ｂｒａｎｄ ｃａｐｉｔａｌを割当先とする第三者割当増資の実施とともに、自社の株主を割当先のみとするため増資の実施後に株式併合を行うと発表。１株２２円でスクイーズアウト（強制買い取り）するとしており、これを受けて売りが殺到している。１２月下旬に開催予定の臨時株主総会に関連する議案を付議する。２０２４年１月に上場廃止となる見通し。発表を受け、東京証券取引所は２６日付で同社株を監理銘柄（確認中）に指定した。
100株で持っていたら22円で強制買取で2,200円になるって事か。紙くずにならなかったので良かったのかも。
追記：ついに上場廃止日が確定。2024年1月29日！
（３）上場廃止日 ２０２４年１月２９日（月）
（注）速やかに上場廃止すべき事情が発生した場合は、上記整理銘柄指定期間及び上場廃止日を変更することがあります。
追記2：ついに上場廃止。データも見えなくなりました。
遂にアマナの値段が表示されなくなり
名前すら表示されなくなりました。
どうしてamana（アマナ）は上場廃止になる事になったのか？
（４）理由
（関連条項） 特定の者以外の株主の所有するすべての株式を１株に満たない端数となる割合で株式併合を行う場合に該当するため
（有価証券上場規程第６０１条第１項第１８号）
ということだが、結局それに至った経緯としては2023.10.10改善計画・状況報告書の公表に関するお知らせを見てみるとなかなかの内容だったけど、その中で個人的にこれは、、、と思ったものをあげようとしたが、全部やばい。ただその中でも強いて上げるならば経営陣がヤバかったという一言につきるように思う。
- 経営陣・取締役会の問題
- 取締役会におけるガバナンス
- 最高財務責任者の不在
- 役員レベルのリスク感度の不十分さ
2023.10.10改善計画・状況報告書の公表に関するお知らせ (2093kb)
https://amana.jp/company/ir/download.php?id=391
中身を見ると経営陣が率先してコンプライアンス守ってなかった結果、社員にもそれが伝わったような印象持った。報告書を見ると何度か改善するチャンスはあったかと思うが放置した結果が今回の上場廃止なんだと思う。中の人としてはやってた！ということもありそうだが、第三者機関のレポート内容が全てなのかなと。
結局経営陣がしっかり経営していないと会社って簡単に傾くんだなという、会社のコンプライアンス研修とかで今後使われそうな事例だなぁと思いました。
アマナにはどんな不祥事がありましたか？
GoogleのAIに聞いたらまとめてくれました。
アマナにはどんな不祥事がありましたか？
生成 AI は試験運用中のため、品質にむらがある可能性があります。アマナには、次のような不祥事がありました。
- 2018年に中国の子会社で不適切な会計処理があった
- 2019年度に子会社（当時）のアマナデザインで架空計上があった
- 2020年12月期に債務超過に陥った
- 2022年12月期に債務超過に陥った
- また、2022年11月に連結子会社で不適切な会計が発覚しました。
と出てきました。このあたりの問題から結局会社として成り立たなくなってしまったのということかと。
アマナ復活に期待しています
雑誌のIMAも好きだし、アマナがやっているフォト御代田にも毎年行っているし、株も持っていてお米もいただいていましたし、昔からアマナはファンなので潰れないよう経営陣を一新していただいて復活していただきたく思っています。復活したらお米じゃなくて雑誌のIMA送ってもらいたいな。
IMA Galleryは2020年4月から閉廊中で、気がついたら2021年末にIMA cafeは閉店してしまった。
国内における新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大に伴う東京都の外出自粛要請を受け、IMA gallery並びにIMA cafeは2020年4月3日（金）より、休廊致します。ご理解の程、宜しくお願い致します。
IMA Galleryには何度行ったかわからないし、IMA cafeのコーヒーも美味しかったのになぁ。ちなみにIMA cafeの方は今は別の所でVIVA coffeeというコーヒー屋さんを営んでおります。
ちなみにアマナはいくつか雑誌発行してます
上記で紹介したようにIMAって写真雑誌はアマナが発行しています。ただし発行期間が年4回から2回になってます。内容的にそうならざるを得なさそうですが。
MilK JAPONは以前はアマナが発行していましたが、もう関わっていないです。IMA galleryでMilk JAPONの写真展などやっていたのが懐かしい。
料理通信はまだアマナが発行しているようです。以前はイベントなども開催されていて招待されて行ったことがありますが、凄いイベントでした。
このあたりの雑誌も今後どうなっていくか気になる所です。
失敗したかも！？アマナの株は直前に売ってしまっていた！
アマナの株はギリギリまで持ってましたが紙くずになるのが嫌すぎて直前で売りました。800円台で100株だったので8万程度のものが3万円くらいになったので、既に大損ぶっこいていたので今回の件に関わる臨時株主総会に出席するために持っていても良かったかもしれません。
自分の持っている株が上場廃止になるなんて人生でそうそう経験ができる事でもないと思うので惜しいことをしたかもしれない。。。
追記：アマナ(amana)希望退職者の募集が2023年12月20日から開始
IRニュースの2023/12/20に希望退職者の募集に関するお知らせが追加されました。
2.希望退職者の募集の概要
(1)募集対象者:2023年12月20日時点で当社グループに在籍する社員
(2)募集人数:100名程度
(3)募集期間:2023年12月20日 ~ 2024年1月11日
(4)退職予定日:2024年1月31日
(5)優遇措置:特別退職金の支給と希望者への再就職支援
希望退職者募集というのは経験がしたことがないのですが、募集期間から退職予定日までかなり期間が短いんですね。
そして過去の社員数の推移を見ると過去10年間において一番社員数も臨時従業員数も少ない状態で更に100人。やはり相当切り詰めないと行けない状態なんですね。
従業員数- 2013年12月
- 1,042名
- 2014年12月 -188
- 854名
- 2015年12月 +120
- 974名
- 2016年12月 -32
- 942名
- 2017年12月 -50
- 892名
- 2018年12月 +64
- 956名
- 2019年12月 +57
- 1,013名
- 2020年12月 -54
- 959名
- 2021年12月 -36
- 923名
- 2022年12月 -139
- 784名
臨時従業員数
- 2013年12月
- 57名
- 2014年12月 +27
- 84名
- 2015年12月 +12
- 96名
- 2016年12月 -43
- 53名
- 2017年12月 -12
- 41名
- 2018年12月 +11
- 52名
- 2019年12月 -1
- 51名
- 2020年12月 -24
- 27名
- 2021年12月 -13
- 14名
- 2022年12月 +4
- 18名
2022年12月から2023年12月の間に既に退職している人も多いでしょうし、今回の希望退職によって500人くらいまで社員数減るかもしれませんね。
しかし優秀な人は既に辞めているでしょうし、今回の早期退職でも若手は退職金もらってすぐやめるでしょうし、高齢者も退職金多めにもらってやめるでしょうし。真ん中が残るパターンなのでしょうか？ただアマナの中でもカメラマンでいづれ独立しようと思っていた人は独立タイミングが早まって退職金ももらえてって感じなのが勝ちパターン？
追記：アマナは非上場企業になったのでIRのページが消えているので見たい方は
消えてしまったページについてはこちらのインターネットアーカイブサービスを利用するとある程度見れると思います。
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