渋谷Bunkamuraの写真家ドアノーの写真展は通常は1,500円なんですが…
通常当日券の価格は1,500円。別に前売り券とか頭に全くなかったので、普通に見にいくつもりだったのですが、アクセスチケット渋谷店の前を通ったら「写真家ドアノー300円」と書かれて販売されているのが目に入って、「えええ?300円なの!?」と即買いですよ。このチケットはいわゆる株主優待の招待券。はー!なるほど!そんな方法あったか!
という事で渋谷Bunkamuraでやっている写真家ドアノー/音楽/パリ 写真展を300円で見る方法でした。以下は写真展を見て感じた事とかの感想とかとか。
写真家ドアノー/音楽/パリ 写真展の内容など
中は撮影禁止でしたので自分のメモなどをつらつら書いてみます。
ドアノーの時代は
最初はでかい木箱のカメラ。1930年代にはローライフレックス。1950年代にはライカ。技術がなければ成立しなかった写真家という職業は、やがて誰もが簡単に写真を撮れる時代になると、記録の重要性だけではなく、その表現が問われるようになっていく。
と書かれていて、今のデジカメからスマホカメラで言われてるようなことが約70年前からいわれていて、昔から同じような状況だったんだなぁと。
恐らく
フィルム→デジカメ、の時も言われていたのではないかな?
- でかい木箱→ローライフレックスの時
「記録の重要性だけではなく、その表現が問われる」 - ローライフレックス→ライカの時
「記録の重要性だけではなく、その表現が問われる」 - ライカ→オートフォーカスの誕生
「記録の重要性だけではなく、その表現が問われる」
- フィルム→デジカメ
「記録の重要性だけではなく、その表現が問われる」
- スマホ登場
「記録の重要性だけではなく、その表現が問われる」
人類はあまり成長してないのか!?
最初のドアノーのお言葉
ドアノーの言葉がたまに壁に書かれていまして、なかなか面白かったです。
見た人に物語の続きを想像してもらえるような写真が撮りたい。
あー凄いわかるー。なんかそういう写真撮りたい。
共同住宅1962年の写真
アパートの外観に部屋の写真を後からコラージュする。今でいうとフォトショの合成に近い。こんな時代のカメラマンでもコラージュとかやっていたんだよなぁと。
1955年あたりからカラー写真が混ざりだす。
ドアノーの言葉記録は熟成する
奥深いな。。。
コマ回し、La Toupie。
なんか面白かった気がするけど忘れてしまった。人の記憶がいかに曖昧で適当なのか。。。
1944年
ワインの地下貯蔵庫を改装したジャズクラブで、トップミュージシャンの演奏が毎晩どこかで聴ける幸せな時代。
今ならYouTubeやクラブハウスなのかな?
スタジオ5
ポートレートは彼らの職場で撮影した。被写体となる人物の仕事場を選ぶことを好んだが、それは彼らの緊張感を和ませるテクニックの1つ。
これはよくやりますよね。僕の大好きなアーノルドニューマンもそうやってた。
ドアノーの言葉
写真を撮るために狩りはしない。
ひたすら待ち伏せするだけだ。
モーリスバケ
これは面白かった。コンセプトが「真剣にバカをやろう」という作品だそうで。
1:46あたりからがモーリスバケ。
裸のチェリスト
2回出てきて何でだ?と思ったけど2回目は笑うw
確かに!これは!!と思うので必見。
水による波長調
センス良すぎる!
引用:www.gettyimages.co.jp
雨の中のチェロ
チェロケースが濡れないように傘をさしているが見方によってはロングヘアーの女性に傘をさしているようにも見えるから不思議だ。
柵を越えて
音楽は時に現実逃避になる。チェロと一緒ではなかなか難しいけれど。
そして、1982年にすでに蝶のインスタ映えする壁がある。1982年からすでに映えは始まっていたか。。。
モーリスバケは写真集が出ているということで「チェロと暗室のためのバラード」というタイトルらしい。欲しいわー。
渋谷Bunkamuraの写真家ドアノーの写真展概要
開館時間
10:00-18:00(入館は17:30まで)
毎週金・土曜日は20:00まで(入館は19:30まで)※金・土の夜間開館につきましては予定のため、変更になる可能性もございます。
詳細はこちら http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/21_doisneau/topics/yakan.html
※2月5日(金)、6日(土)は夜間開館はございません。
17時半以降の入場者にはポストカードが配られていました。
会期は2021年3月31日まで!
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