渋谷ルデコの前を通った際に東京工芸大学FOTO.ismという写真展がやっていたので立ち寄ってみた。
- 光を立体的に見せる写真
- コロナのこの時期の写真展示だからこその展示
- 絶妙なピンボケ作品
- 見た目はコミカルだが良く良く見れば重いテーマ
- 花火写真の新しい見せ方
- ということで東京工芸大学FOTO.ismの写真展は見に行った方が良いと思う
写真展のタイトルは「光」。ちゃんとテーマ通り光が見えるのと、単に目に見える光だけではやく、光と闇といった組写真もあってレベルの高さが伺える。写真撮っている人で組み写真出来る人はどれくらいいるのだろう?出来なきゃいけないって意味では無いけど出来ると表現の幅が広がる。
写真撮影は許可いただいて、むしろSNSとかで広めて欲しいという事でした。
まず大前提が撮影して展示してるのは大学生。写真は年齢とか写真撮影歴とかじゃなくてセンスやアイディアとか特に周囲の写真仲間に影響されるところが非常に大きいのではないかなという風に感じた展示。(よく写真のアンケートとかで撮影歴は何年ですか?って質問あるけどあれ本当に謎。いる?)
光を立体的に見せる写真
このサークルが展示にこだわっているという事なのですが本当にこだわってる。これは写真を切り抜いて光を立体的に見せてる写真。
確かに脳内の光が反射しているのはこんな感じのイメージだ!本当に凄かった。あと写真は自由だなとこの作品見て改めて考えさせられた。
コロナのこの時期の写真展示だからこその展示
この写真の作家さんがいたので聞いて見た所
- 今回コロナの影響もありっていうところで コロナに影響されないような展示方法ができないか?鑑賞方法ができないか?という考えた
- スマートフォンなら1人1台持っていて他人に渡したりしないですむ。
- スマホを色々といじってた時にネガポジ反転機能にを見つけた。
という考えてこの作品と展示にたどり着いたとの事。
この写真の見方はスマホにあるアクセシビリティやユーザー補助機能でネガポジ反転のように色味をかえることで見える作品。iPhoneだと「設定→検索ボックス→反転(クラシック)」で見えます。
コロナのこの状況下で世の中くらいけど、見方を変えれば明るい、といったような光についての展示だそうです。
これ「あ!」と思う方は写真に詳しい方かも。そう。トーマスルフもネガポジ反転の作品があるので『トーマスルフからインスピレーション受けたのですか?』と聞いたら、トーマスルフは知らない、ということでした。うぉお。。。マジか知らずにここに辿り着くのかよ。。。とその場でへたり込みそうになった。
2016年に東京国立近代美術館で長蛇の列で話題になりました。
下記の写真がトーマスルフの作品の1個で民族衣装のようなのを着たこちらの人物をネガポジ反転すると!
トーマスルフの詳細を知りたい方は、IMAの雑誌をご覧ください。
絶妙なピンボケ作品
あえてピントをずらし、イルミネーションの丸ボケだけでその場所を表現するという。ある意味昔のドット絵に近いのかもしれない。ガチガチに絞り込んだHDRの作品よりこっちの方が自分は好み。
東京駅とか銀座とちゃんと分かる。なるほどなーっと。
見た目はコミカルだが良く良く見れば重いテーマ
パッと見オムツが大量に貼られててまずはそっちに目が行く作品。良く良くテキストなどを読むと妊娠と流産っていう展示をしている。コミカルからの重さで衝撃が凄すぎて見せ方が本当に上手い。
左の赤いのは目玉焼き。受精(妊娠)しなかった卵。お酒は妊娠中の子供に悪影響を与えるとかそういう感じだったかな。
花火写真の新しい見せ方
花火の持つところに花火の写真が貼ってあってそれをバケツに入れてる写真。持つこともできるって言われて持つと確かに花火だ。なるほどっていうような感じ。これバケツ以外の机に置くという展示方法をする人もいるかもしれないけど、このバケツに入っているというのが良いんだと思う。よく考えられていると思った。
ということで東京工芸大学FOTO.ismの写真展は見に行った方が良いと思う
本当に皆レベル高いので渋谷に立ち寄れる人は見に行った方がいいんじゃないかな。
~写真展のご案内~
— 東京工芸大学 FOTO.ism (@IsmFoto) 2020年9月24日
東京工芸大学FOTO.ism
写真展 「光」
2020/10/6(火)~2020/10/11(日)
OPEN 11:00-CLOSED-19:00
(最終日のみ11:00-17:00)
@ギャラリー・ルデコ
詳細は画像にて↓ pic.twitter.com/o9BROrNjvl
最終日だけ17時までなのでお気をつけください。
こういう人たちと写真撮れるのは楽しいに違いない。